踊らにゃ損損iPad

「まずは様子見」とか「本当に使うのか」とかいろいろ買わない理由を並べてはいたが、結局発売日にきっちり家にやってきた。

見た目は「メガiPhone」、しかし印象は大きく異なる。手に持った板がWorld Wide Webへの入口となっている、その感覚は今までに無かった。PCを扱う時よりも目線が多少下になることから、個人的には多少楽な姿勢でコンテンツを楽しむことができている。ベストポジションは脚を組み、腿の上にiPadを乗せる形。リラックスした姿勢で楽しむことのできるコンテンツ(雑誌とか)が好まれるようになるだろう。YouTubeも、PCで観るときとは全く違うコンテンツに見える。
ちなみに、文字入力は少し工夫が必要。腿の上で入力するときは、左手で本体を支えながら親指で左側3列を担当。右手で残りのキーを担当する。

iPadという「最新のガジェット」は、文学作品や将棋、書見台といった古き良きコンテンツや道具と以外に相性がいい。

デスクの上で使うときは、書見台にセットして使うと姿勢が楽。CloudReaderを使えばPDFを簡単に取り込むことができるので、仕事の際にも論文や基準書リーダーとして活躍する。これを会社に持って行ったらいろいろ話しかけられて仕事にならないだろうけど。

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注目の「電子書籍」について。京極夏彦の本と青空文庫HD、そしてコミック版「Moby Dick」を導入。思ったより遥かに読みやすい。画面の反射で少し読みづらいとも感じるが、慣れで解消できそう。教科書や専門書としては微妙。線を引いたり、付箋を貼ったり、書き込んだりというように「教科書を汚す」ことができない。学習の方法を工夫するというのも大事なことだと思うので、「勉強法を選択できない」メディア形式で統一するのは好ましくない。基本書は重く分厚い紙媒体でいいと思う。ただ、副読本を扱う分には便利。
普段読む本については、紙媒体か電子書籍のどちらがいいかというのではなく、自分の好みで選択すればいい。ただ、思ったより電子書籍は購入することになりそう。日本の出版社も動き出しているようだ。その前に、青空文庫を満喫するつもり。
これから発売される電子書籍の最大のライバルは、青空文庫に格納された文学作品ではないか。歴史のフィルタを通過し、名作とされている作品群と同じプラットホームに並ぶのだ。中途半端な作品ではその陳腐さが目に付いてしまうかもしれない。

iPadを使ってみて最も印象が強いのは、ボードゲームが楽しいこと。僕が最初に入れたアプリは「金沢将棋」(笑)自分の手元に将棋盤があるというのは楽しい。指でタップするのにちょうどいい駒の大きさで、ストレスなく操作できる。

iPad、衝動的に(物欲に勝てず)購入したが、相当楽しめるガジェットである。ただし、「ライフスタイルを変える!」は言い過ぎだと思う。PCの前で費やしてきた時間が、iPadを膝に乗せている時間に置き換わるだけである。生活の中の少しの時間が「あ、楽しくなったね」というようになるだけである。それでも「踊らにゃ損損」である。

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